外国語教育関係史料は高い文化史的な価値を有するが、散逸や劣化が甚だしく、包括的な所蔵する機関も目録もないため、閲覧が困難であり、研究が立ち遅れています。本データベースはこの現状を克服し、史料アクセスの迅速化、海外を含むアーカイヴ交流の円滑化等に貢献したいと思います。
また、新たな教材および教授方法の開発を進めるための歴史的な素材を提供することで、わが国における外国語教育の質的向上と教育研究の前進に資することを目的としています。
明治(一部幕末を含む)以降の日本で使用された外国語教育史料に関する本邦初の包括的なデジタル画像データベースです。インターネット上での公開に加えて、全国の主要な図書館や研究者にはDVD-ROMでも供給しています。
対象分野は、(1) T:教材・教科書、(2) S:独習書、(3) M:教授法・学習法書、(4) N:ノート等学習資料、(5) L:法令・布達、(6) A:雑誌論文・新聞記事・意見書、(7) R:レコード音源、(8) G:学校関係、(9) P:人物関係、(10) Z雑誌の表紙・目次・内容、(11) B:一般書・図書目録など 、の11区分です。
各レコードの項目は、分類、登録番号、著作者、著作者よみ(アルファベット)、史料名、発行年月日、発行者、形態、所蔵者、画像数、キーワード・備考、画像の13項目です。
第1期終了時点(2007年3月31日)でのレコード数は2,173、画像数は37,475です。ただし、科学研究費の助成金が得られる限り、2期以降も引き続き入力作業を続けます。
なお、本データベースは、国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」で既に公開されているデータは原則として含んでいません。